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広報スタッフへの手紙

ある人に向けたメッセージなのですが、広報にかかわる多くの人に伝えたい内容なのでここに書き記します。

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招待状の件、ありがとうございます。

拝見したのですが、コピペした発表内容のところ、Slackの文字の地色がそのまま(グレー)になってしまっています。あと、プレスリリースのリンクのところ、途中で改行が入ってしまったのか、クリックするとまったく別の会社に飛んでしまいます。
仕事をクイックにやってくださる点はとてもよいと思っているのですが、一方で、現状では正確性に乏しいと感じています。
我々がやっているのはコミュニケーション・広報の仕事で、会社の情報の全ての入り口であり、記者対応というのは最も整った状態でなければなりません。会社の玄関の掃除をするようなものです。

社内だけに伝達が留められるメモみたいなものなら間違いがあっても許されるのですが、外部に渡るものは、すべて外部の方々からチェックされていて、その内容に不備があれば「ああ、あの会社は大したことないんだな」と蔑まれると思ってください。多くのことをこなすことは大事ですが、クオリティを担保することはもっと大事です。

こうした案内状は、最低3度、読み返してください。
プレスリリースなら最低10回、100回でもいいくらいです。

前にも言ったとおり、自分を疑ってください。

・内容が間違っているのではないか。
・理屈が合ってないのではないか。
・リズムがおかしいのではないか。
・繰り返しの表現はないか。
・フォントやデザインに間違いはないか。
・これを出してしまって困る人はいないか。

今後もPRの仕事を続けたいと考えていらっしゃるのであれば、ぜひ、コミュニケーションの質を高めるということに力を入れられることをお勧めします。

細かいこと言って申し訳なかったのですが、ひとつひとつ完全にやっていくことが大事なのでがんばりましょう。
とにかく、仕事と文章の正確性を高めるには、自分を疑って、疑って、自分が嫌いになるくらい疑って、上から下から右から左からのつもりで、読む人の立場に立ってひたすら読み返し、時間をかけることです。
将棋の名人も、一手指すのにすごく時間をかけますよね? あれは、時間の掛け方を知っているからなんです。

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